共働き世帯の小学生が放課後に過ごす場所として学童があります。
放課後児童クラブであったり、学童保育所であったり、呼び方は地域によって違うのですが、総称して学童と呼ぶのが一般的なようです。
私は転勤族なので、転勤のたびに学校や保育園だけでなく、学童情報も集めにゃならんということで、可能性がありそうな地域の情報はちょくちょく調べています。
教育関係って地域色出ますね。保育園も同じことが言えますが、場所によって学童事情は異なります。子持ち転勤族には辛いところです。
私は関東の会社に勤めていて、夫の転勤に帯同しながらリモート勤務しています。こちらでは関東圏の学童事情と、我が子が通う学童のお話をメインに書いております。参考になれば幸いです。
学童ってどんな場所?申し込み方法と内容。
学童には、自治体(公立)運営のものと、民間運営のものがあります。我が家が利用しているのは公立の学童です。
学童の申し込み方法。
年長の時、通っている園から学童の資料が配られました。説明会は無く、役場のこども課へ行って申し込み手続きをしました。不明事項や質問もこども課にするとのことで、見学などもありませんでした。
提出書類
・利用申請書
・保育料の口座振替申込書
利用申請書は学年が上がるたびに提出になります。
利用申込書には夫婦の会社名や勤務先の情報を書きましたが、就労証明書の提出は不要でした。
審査があり、申請して一か月後くらいに利用可能という連絡が来ましたが、これは形だけのようです。申し込みをしたら全員が入所できる地域なので、受け身の状態でも大丈夫でしたが、都会は事情が異なるようです。
民間の学童も多いですし、人も多いので、説明会や見学会があります。人気の学童だとすぐ募集を締め切るため、早めに動いた方がいいです。
自治体運営と民間運営の違い。
・公立学童:利用料が安い。臨時職員がメインなので、きめ細やかな対応は期待できない。預かり時間も民間より短め。
・民間学童:利用料が高い。習い事とセットになっていたり、送迎サービスがあったり、預かり時間が長かったり、サービスが充実しているものの、何をするにもお金がかかる。
うちが利用している公立学童には、正規職員の先生(支援員)はいません。全員が臨時職員です。保育士や教員のように専門的に学んでこられた先生ではありません。支援員の方には深く感謝しておりますが、専門的な指導や教育を期待する場ではないと保護者側は心得ておいた方がいいです。
一方民間の学童は、各学童によっていろんな特色があります。
以前住んでいた地域に民間学童があり、同じマンションの子が利用していました。学童から自宅への送迎があって、毎日18時頃に来ていました。車から降ろしてバイバイではなく、職員が保護者にその日の様子がどうであったか報告していました。児童を一人ずつよく見ている証拠です。
ただし利用料は高く、HPを見たところ、月額3万程度の保育料です。送迎や夕飯はオプション料金で、細かく金額の設定がありました。
同僚にも月額10万かかる民間学童の利用者がいます。英語や体操など習い事ができ、かつ送迎も頼めるからという割り切った考えで利用しているようです。民間の場合は、塾のように週3・週4・週5と利用日数が選べるところもあります。※自治体の学童は月単位です。
学童っていくらかかる?リアルな利用料。
我が家が利用している公立学童の場合。
保育料:2,600円
おやつ代:2,000円
これは学童の中ではかなり安いです。月々の利用料以外には負担するものは一切ありません。ただし他の地域より預かり時間が短いです。
利用時間:
授業のある日(月曜日から金曜日) 下校時 ~ 18:00
授業のない日(土曜日・夏休み等) 8:00 ~ 18:00
関東圏はだいたいどこでも19時まで預かってくれます。通勤時間を考慮すると、19時まで開いてないと利用できないですよね。
私の会社は9:00~18:00の勤務時間ですが、勤務時間をずらして8:30~17:30にしてもらい、どうにか利用しています。
続いて、関東圏の例。
保育料:8,000円。(二人目から半額)
おやつ代:2,000円。
利用時間:
授業のある日(月曜日から金曜日) 下校時 ~ 19:00
授業のない日(土曜日・夏休み等) 8:00 ~ 19:00
この他に入会金(1,000円)や保護者費(月500円)も必要とのこと。
夏休みは割高に設定されていたり、兄弟割引があったりと、公立の学童でも地域によって料金に差があります。
利用者:小学校1年生~6年生。
我が子の学童は1年生~4年生までが利用しています。5年生、6年生は預かって貰えないわけではないですが、大きくなると退所する児童が多いです。本人が行きたがらないのもありますし、塾で忙しくなるのもあります。
学童は給食が無いので、長期休暇中の利用時はお弁当持参です。学童によっては弁当会社と提携しいるところもあり、それは実費請求されます。
弁当作りが憂鬱なので、お金で解決できるならしたいところ。
保育園と学童のちがいとは?
学童を利用するにあたって、頭に入れておくべきこと。それは学童は保育園の代わりではない、ということです。
前述の通り、学童には正規の先生(支援員)がいません。先生は子どもを見守ってくれますし、遊んでもくれますが、一人一人細やかな対応はしてくれません。保育園や塾とは別物と思っておいた方がいいです。
私自身も共働き家庭の子供でしたが、学童なんてものが無く、私はかぎっ子でした。夏休みなどの長期休暇は、昼食は用意されているものの、基本的には自宅に放置されていました。そういう身からすると、学童という子どもが過ごせる場があるのは大変にありがたいです。
我が子ですが
学童楽しい。
DVD見れるから!友だちとも遊べるし!
ということで日々、楽しく通っております。
学童での生活。子どもたちはどんな風にすごしているの?
放課後、その足で学童に向かいます。うちが利用している学童は小学校の建物内にありますが、学童用に改装工事がしてあり、遊具や備品も専用のものがあってキレイです。
学童に行ったら、まずは学習し、それからおやつを食べ、自由遊びになります。
ちゃんと学習の時間があるので、学校の宿題は学童で終わらせてきます。宿題だけでは少ないので、我が家は通信教材のポピーを持ち込み、毎日決まった量のワークをしています。よその子も進研ゼミや市販のドリルなどを持ち込んでいるようです。家でやるよりも、学習の時間として一斉にやる方がメリハリがあるので、学童がある日の方が勉強の進みがいいような気がします。集団の強さですね。
学童にはボードゲームやLEGOなどのおもちゃや、フラフープ、滑り台などの遊具があります。ドラえもんやクレヨンしんちゃん、ゲゲゲの鬼太郎などのDVDも見ています。
学童を利用して良かったこと。
学習の時間がある。
帰宅時には宿題が終わった状態なので、親は丸付けと本読みに付き合う程度で済みます。
習い事に送り出してくれる。
習い事がある日は、先生が「スイミングの時間だよ~」と促して、子どもを送り出してくれます。スクールによっては学童にお迎えのバスがあるので、それを利用している家庭もあります。
学童から直接習い事に行けると、親はとても楽ちんです。
学校 → 習い事 → 少年団で、朝の7時から20時まで子供不在で楽になった、なんて話も聞きます。
学童から子どもの足で通えない場合、土曜日に習い事が集中してしまい、親子ともに疲れるので、学童選びと習い事はセットで考えるのが吉です。
季節ごとにイベントを開催してくれる。
月に1回、お誕生日会があり、その日はおやつにケーキが出ます。また誕生日月の子にはプレゼントが貰えます。今年はドラえもんのノート5冊セットを頂きました。これくらいのレベルのプレゼントが親としては一番ありがたい。
お楽しみ会や読み聞かせ会、クリスマス会などの季節ごとの催しもあります。ゲームをしたり、ちょっとしたプレゼントが貰えたりと、感覚的には子供会に近いようなイメージです。
まとめ。
私が子どもの頃は、放課後に友だちと遊ぶ約束をして、公園に行ったり、双方の家を行き来したりがありましたが、共働きが増えている今は難しいです。また時代的にも子どもだけで遊ぶのは、少なくとも低学年のうちは厳しいので、学童のありがたみを感じております。
以上、学童についてのお話でした。
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