転勤族と結婚した女性の一番の悩み、それは自分自身のキャリアじゃないでしょうか?
私は結婚したばかりの頃、転勤族の妻は継続して働けないというイメージを持っていました。
継続どころか働けないとイメージする方もいるでしょう。研究職などは特定の機関の、特定の研究室でないと経験が生かせません。皮肉な話ですが高度な専門職であればあるほど、働ける場所は限定されてしまうのです。
また、転勤頻度によっても諦めてしまう人がいます。
介護士の友人は転勤先ですぐに仕事を見つけ、保育園も利用していました。しかし1年で転勤となり、職場に迷惑をかけられないと就業を諦めてしまいました。
私は資格職ではないし、職種にもこだわりがなかったので、仕事自体は何らかの形でやろうと考えていました。
転勤した先で仕事を探し、その時出来る仕事に就こう。正社員ならなお良いけれど、無理ならパートでもバイトでも契約社員でも何でもいい。仕事は細切れになるだろうけど仕方ない。
と、このように思っていました。
それから9年、実際には正社員のまま夫の転勤に帯同しています。
これには私自身が一番驚いています。会社員のまま帯同するに至った経緯は、別記事を参照頂くとして、ここで言いたいのは正社員の転勤妻はレアケースではないということです。
私のリアルな友人にも正社員の方がいますし、転勤イベントで知り合った人や、SNSで交流がある方の中にも正社員の方がいます。
正社員をつづける転勤妻とは?
ケース1は、新卒で入った会社が全国展開していて、帯同先に自分も異動させてもらうパターン。ケース2は自らの能力で柔軟に仕事を変えながら帯同するパターン。ケース3は結婚後に入った会社で、勤務形態に融通を利かせてもらうパターンです。ちなみにケース3は私のことです。
いずれも運や状況に恵まれている部分もありますが、その時々で、仕事を続ける方法を模索し、ベストな状態を維持してきた面も大きいと思います。
私の場合は、会社の理解が大きいです。
だがしかし。
履歴書を送って応募したのは紛れもない、この私なんです。夫と結婚し、仕事を辞めて専業主婦をしていたあの時、どうせ転勤あるから無理だと諦めていたら今の私は存在しません。とりあえず正社員に応募しちゃえ!!の精神が今のラッキーな就業形態を生み出したとも言えるのです。
働き方の多様化で、転勤妻でも働ける。
転勤妻の働き方としては以下のパターンがあります。
要するにいろんな形で働いている。
転勤族の妻でも今や働けない時代ではないのです。
でも、でも、でも!!!!!
働き続けるのは、転勤族の夫を持たない方に比べるとやはり大変です。
①新たな就業先の確保があり、
②保育園や幼稚園の転園作業が必要で、
③頼れる人がいない土地での子育てがのしかかり、
④夫が単身赴任となれば、ワンオペ子育てになる。
そしてなぜか
⑤転勤族の夫は激務率が高い。
これよ、これ。妻の就業を阻んでいるのは。
以上の理由で、仕方なく仕事を断念されている方も多いのではないでしょうか。
転勤先でも仕事を続けるために。
私はとにかく頼れるものは何でも頼る派です。便利家電、生協、ネットスーパーはもちろん、育児サービスも利用します。
育児休業中にファミリーサポートセンターに登録し、何度か預けてサポーターさんの目星をつけました。復職後は病後児保育室や一時保育を利用しました。
でも突き詰めて考えると最後は「働くことを諦めない心」が大事なのかな~と思います。
一方で、転勤族だし、子どもが小さいし、夫の転勤読めないし、
「何より私が働きたくない」
という方はそれは一つの解だと思うのです。
私も結婚後に専業主婦となり、今後のキャリアと自分の性格を考える時間を持ちました。自分のあまりのナマケモノ具合に、私は外で働かんとダメなタイプだわ!!感じたので働いています。
家庭の数だけ答えはある。うちはうち、よそはよその精神です。
転勤族ワーママのための目次。
こちらのページに「転勤族」かつ「ワーママ」の目線で書いた記事をまとめております。
転妻のキャリアに役立つ記事まとめ。転勤族の夫に帯同しながら働く妻の記録。
転勤族の夫に帯同しながら働いてきた記録と言うか、愚痴と言うか、なんと言うか。
子どもが3歳と0歳、4歳と1歳の頃は本当に辛かった…。
誰かの参考になれば幸いです。
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