転勤妻のにもくです。
転勤族と言えば、住宅に関わる手当が厚いことで知られています。しかしかかるお金は住宅費だけではありません。
転勤時は、引越代以外にも、一時的に滞在するホテル代や新しい住居に合わせた備品代が必ず発生します。また光熱費は住む場所によってかかる費用が全然違います。
引越費用や手当、地域ごとに違う光熱費など、あくまでも我が家の場合ということでまとめました。参考になればと思います。
転勤時にかかる費用とは?
転勤時の引越費用
引越に関わる費用とその負担(夫の会社の場合)
1.引越代 | 会社負担 |
2.退去費用(敷金・礼金) | 会社負担 |
3.新居探しの交通費・宿泊費 | 1回まで会社負担 |
4.転勤時の交通費・ 宿泊費 | 会社負担 |
5.転園、転校に伴う学用品費 | 会社負担 |
引越代
夫の会社の場合、会社と提携している業者と提携していない業者で扱いが変わります。
提携している業者の場合は、相見積もりをする必要がありません。荷物の内容をチェックしてもらい、日程を決めるだけです。
未提携の業者の場合は2社以上相見積もりをして、安い方を採用するとなっています。
どちらにせよ、引越代は全額会社負担です。ただし、会社が負担する範囲が細かく決められていて、例えば業者に梱包作業をお願いすることはできません。もしお願いしてしまうとそれは個人負担となります。
車2台の陸送と、エアコンの取り付け費用も会社負担でした。
退去費用(敷金・礼金)
敷金礼金は会社持ちです。支払ったことはありません。そもそも、いろんな手続きを社宅業者がやってくれるので気にしたことがありません。
転勤を伴わない引越の場合は支払う必要があります。
例えば、子どもが生まれ、それまでの物件が手狭になった場合、引越は可能ですが諸費用は自己負担になります(特別な理由なく引越した場合は、家賃補助も出なくなります) 。
新居探しの交通費・宿泊費
転勤先の現地調査に関わる費用ですが、家族分も含めて会社が負担してくれます。ただし1回までです。
新居探しに宿泊を伴う場合は、宿泊費も請求できます。
転勤時の交通費・ 宿泊費
転勤当日の移動にかかる交通費と宿泊費は家族分も含めて会社が負担してくれます。
遠方への転勤で、荷出し~荷受けが中2日間かかった時、ホテルに2泊しましたが、その代金も会社が持ってくれました。
まぁ当然と言えば当然だと思う。
転園、転校に伴う学用品費
制服を新調したり、園指定の物品を購入したりした場合は、会社に請求できます(金額の上限あり)。
我が家は転園により、以下の物を会社に請求しました。
- お昼寝布団(前の園はリース)
- 絵具や帽子等、園の指定道具
うちは引っ越し費用と入園費は出ますが、学用品などは出ません。制服代とか痛かったです(涙)
Twitterより
幼稚園などは入園金が高いそうですね。我が家は保育園の為必要なかったのですが、これも会社に請求できます。
転勤時に貰える諸手当
支度金が出る会社もあるようですが、夫の会社にはありません。
一括で支度金が出る会社もあれば、月々手当が出る会社もあるようです。
転勤時にかかる引越代以外の費用
引越代やそれに伴う交通費以外にも、転勤時にはたくさんの費用がかかります。
- 引越前後の飲食代
- カーテンや電灯、コンロの買い替え
- ネットの工事費
- 家具の処分費
- 車両購入費と維持費
引越前後の飲食代
引越前は冷蔵庫の中身を空っぽにするため、外食になりますし、引越後もしばらく自炊出来ないので外食や中食の費用が発生します。意外とたくさんかかります。
カーテンや電灯、コンロの買い替え
カーテンは以前使っていたものをそのまま使えないことが多いです。窓の数や寸法が物件によってさまざまだからです。
電灯は型が合わなくて買い替えになることがあります。
また電灯は収納場所を取るので、使える物でも渋々手放すことになるのが辛いところです。今住んでいる物件は、すべての部屋に電灯が付いていて、前の物件から取り外して持って来た物が全部不用品となってしまいました。小さい和室用の電灯は残してありますが、リビング用の大きい電灯は処分しました。
コンロにも同様のことが言えます。物件によってビルトインコンロだったり持ち込みだったりで状況に応じて購入したり処分したりが発生します。
ネットの工事費・家具の処分費・電話代
ネットの工事費や家具の処分費用も地味に痛いです。
そして各種手続きのために、電話をたくさん使うので電話の通話料もかかります。
車両購入費と維持費
何と言ってもかかるのが車です。
都会から地方への転勤の場合、車の購入はなかなか痛い出費となります。
地方は住宅費は安いですが、車の維持費が高いので安く住める感覚はありません。住宅費の方は元々優遇されているので、むしろ都会の方が安く住める感覚すらあります。
転勤族が貰える手当とは?
通常貰える手当として大きいのは住宅手当(家賃補助)ではないでしょうか。
夫の会社では地域や家族構成によって会社が負担してくれる割合や上限が変わります。
夫婦と子供2人の4人家族で、Aエリアに住むなら上限〇万円まで、そのうち会社が8割負担する 。
と言ったような規定があります。
条件によってさまざまですが、おおむね家賃の8割が会社負担です。自己負担分は「社宅利用料」として給与から差し引かれます。
駐車場代は自己負担になりますが、地方だと駐車場代を含んだ家賃になっていることも多く、住む物件によっては安く抑えられます。
会社によっては
- 赴任手当
- 寒冷地手当
が月々の手当として出るようですが、夫の会社には残念ながらありません。
忘れちゃいけない光熱費
寒冷地手当が出ない!
夫の会社は転勤時の費用は何かと負担してくれますが、なぜか寒冷地手当が出ません。
これがものすごく痛い。
同じ家族構成でも寒冷地とそうでない土地では光熱費の費用がまったく違います。
会社ごとに違う費用負担
転勤族は引越貧乏
会社によって手当や費用に対する負担方法が違います。
転勤族=転勤に関わる費用は会社持ち
と私は思っていたのですが、どうやらそうではない会社もあるようです。
引越費用が全額出ない会社ってあるんですね???あと学用品なども会社負担が普通だと思っていました…💦 https://t.co/y9JUkHrSdy
— にもく@転妻会社員 (@nimoku551ura) February 21, 2020
うちは引越費用は一部支給で自腹のほうが大きいです。でも、引越し後に別の名目で毎月手当が出ます。それを2年間貯めたら引越費用が全部賄える金額になります😅
— えりお@転妻アフィブロガー (@erioaoi) February 21, 2020
入園費や学用品代はでませんが💦
我が家は引っ越し費用は一部負担、子ども1人につき一万円支給されますが足りたことなどございません…
Twitterより
まず手当の出方が2つあります。
- 引越に関わる費用すべて会社持ち(請求制)
- 規定により、手当が出る
夫の会社は前者です。引越業者への支払いは会社がやるので我が家は何もしません。いったん立て替えて支払った場合は、請求すればその額が丸々戻ってきます。
決まった金額が手当として出る場合、どうも足りないという意見が多いです。転勤の度に引越貧乏になるのだとか…。
特に驚いたのがこちらの方。
沖縄から関東に引っ越して引っ越し手当22万。。私が扶養じゃないかららしい。
夫自衛隊、共働き、3人家族
「引越代は別途あって、交通費や他の部分を22万で賄うってことですか?」と思わず尋ねてしまいました。
コミコミで22です。。引っ越し代も、ホテル代も、交通費も。距離等に応じて定額で決まっているらしく、このほかの支給は何もなしです。。
と、お返事頂きました。
いや、本当に驚きます。
妻が扶養か否かで手当額が違うことにもですが、額が少なすぎる。単身でも22万はキツイですよね?50年以上前の物価がうんと安い時代の規定のままなんじゃないの?と思ってしまいました。
終わりに
転勤族と一言で言っても、費用負担の方法や、手当の内容は事情がかなり違います。
中には引越代も全額出ない会社があり、扶養になっているか否かでも違う。
妻が扶養外だと手当が出ないって、なんか変ですよね。被る被害は同じだぞ?と。
転勤族と結婚が決まった方、または自分が転勤族になった方は、会社の規定を確認することをお勧めします。
なぜなら、我が夫も転勤に際して「新規購入した学用品を負担してくれる」と知らなかったのです。だから購入したのに、レシート捨ててしまって請求出来なかったものがあります(ムカムカ)。
以上、転勤族のお金のお話、大公開でした。
コメント