~ 洗脳される新米ママたち ~
専門家の意見が違い過ぎて、何を信じていいか分からん問題。そして宗教のように新米ママはいとも簡単に専門家の考えに取り込まれてしまうというお話です。
タイトルは怖いけど、育児している方なら誰でもがあるある!と思うネタではないでしょうか。
昨今はネット社会で、育児情報サイトやSNSでの意見まで含めると情報量が多すぎて困ります。
洗脳は産院から始まっている。
私は第一子を母乳育児を推進しているクリニックで出産したため、母乳信仰に取りつかれてしまいました。ミルクのミの字も言ってはいけないような、そんな雰囲気でしたので、母乳じゃないと!と、躍起になりました。母乳にまつわる右往左往は下記参照ください。
第一子を生んで半年くらいは「母乳以外をあげるなんて外道」くらいに思っていました。完全に洗脳されています。母乳脳と言ってもいいかも知れません。この考えが自分を苦しめていたわけですが、今となっては何であんなに追い込まれていたのだろうかと不思議になります。
一方、第二子のクリニックでは入院セットの中にミルクが一缶入っていました。
あれ?当然のようにミルク?!
事前アンケートで母乳希望だと答えていましたが、最初はミルクもあげましょうね、というゆるい方針でした。第二子を生むころには母乳信仰による洗脳がだいぶ解けていたので、ミルクあげちゃえばいいんだって素直に受け入れられました。
専門家の意見の違いで新米ママは路頭に迷う。
母乳の例以外にも
などなど、あらゆる場面で専門家の意見が変わります。
ゆびしゃぶりは大事な成長過程。気にしないこと。
ゆびしゃぶりは絶対ダメ!すぐに止めさせるべき!
ゆびしゃぶりで落ち着かせているんですよ。見守りましょう。
言う事がそれぞれ違うんだけど…。
新米ママは誰の意見を信じたらいいか困ってしまいます。
新米ママは洗脳されやすい。
新興宗教による取込みも、心が弱っている人にこそよく効くと言われますが、新米ママは出産によるホルモンバランスの変化や、慣れない育児で心が弱っています。
さらに洗脳の手法として、孤立している人には思想が植え付けやすい。だから親しい親族との交流を断ち、他の考えが入り込まないようにする方法がとられます。産後の新米ママで考えると、状況が酷似しています。私は仕事をしていましたが、産休・育休中は大人との接触が極端に減りました。夫は仕事で不在、ママ友はまだいない。赤ちゃんと2人きりでいると、悩みに心が奪われその事ばかり考えてしまう。
この状況に「気になること(悩み)」が加わると、スマホで情報を調べまくり、自分が欲している言葉に遭遇、専門家の意見を鵜呑みにしてしまいます。
→はい、洗脳完了です。
子どもと無縁で育った人の末路。
赤ちゃんや子どもとほぼ接することなく親になると、赤ちゃんという謎の生物に戸惑います。何をどうしたらいいか分からない。些細なことでも誰かを頼りたくなる。
だから必死に専門機関に相談したり、ネットで情報を得ようとしたりするのですが、実に多くの見解があり、意見が割れます。
これが子育てに正解が無いと言われるゆえんなのかも知れません。
最終的にはその時々の判断で好きなように子育てしたらいいのですが、あいまいな意見は焦っている母親には入ってきません。だいたい具体的かつ、極端なことを言う人にハマります。
「腕をタオルで巻いて、指をしゃぶらせるな!」
みたいな、具体的な指示を出されると、そうしなきゃ!ってなるんですよ。
そんな方法があったのか!!
断言される方が迷える子羊には理解しやすいってことなんでしょうねぇ。
あと、人間はその時に言って欲しい意見に傾倒しがちなので、例えば「紙おむつよりも布おむつの方が良さそう」と少しでも思っている母親が、布おむつ推進派の方に出会ってしまうと、またたく間に布おむつを採用してしまいます。
おむつくらいならどうってことないのでしょうけど、アレルギーや食事に関わる話は、極端な意見に傾倒すると、子も母も苦しくなります。
結論。子育ては気楽に。
専門家でも意見が分かれているんだもの、何を選んだっていいんじゃないの。
という気楽さで子育てしていきたいものです。
子育て7年目の今も試行錯誤中ですし、人の意見に左右されがちですが、この人の言う事は絶対!!という安易な考えはしなくなりました。
あと、ママを狙ったよからぬビジネスや勧誘も多いので気をつけたいところです。
最後につぶやき。
こういう話こそ、母親教室や父親教室でやって欲しいです。沐浴とかそういう知識は生まれてからでいい。(ボソリ)
以上、簡単に洗脳されちゃう新米ママの話でした。
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