転勤族は、突然の辞令により、転園・転校を余儀なくされます。
保育園の転園について、経験をもとにまとめました。
転勤族の、保育園転園の流れ。超過密スケジュール!
転居先の自治体へ問合せ。
我が家の場合、2月の半ばに4月の異動内示が出ます(昔は2週間前人事だったのですが、昨今の引越し事情を鑑み、改善しました)。
夫から辞令の連絡を受け、まず私がしたこと。それは、転居先の自治体のホームページをみることです。そのサイトから、子供たちが通うことになるであろう保育園の情報を探しました。
内示が出たその日のうちに自治体に問い合わせしました。
辞令が出たらまず調査。早ければ早いほどいいです。
問合せ内容は
- 自分が今どこに住んでいて
- いつ転入予定で
- 転園の為にはどんな手続きが必要か
など具体的に、その電話で欲しい情報を全て得ます。
転園予定園に問い合わせ。
入園予定の園へ電話し、見学の申し込みをしました。
あらかじめ必要な持ち物などを聞きました。
現地調査、園見学、説明会参加。
飛行機の距離の転居だったので、子供たちは祖父母に任せ、夫婦だけで現地調査に行きました。夫は前任者との打ち合わせもかねての出張になります。物件の調査も必要ですが、ここでは割愛します。
通常ならば入園説明会というのが決まった日程で行われますが、それには間に合わなかったので、園の見学+園の説明(重要事項説明)を同日に実施して頂きました。
この時質問したのは以下の2点
- 入園可能であるか?
- 入園までにする手続きは何か?
長男は4月からすぐに入園可能、次男は待機になるだろうとのことで、長男の入園手続き書類のみ貰って帰りました。
転勤前の園の、退園手続き。
3月の頭にその時通っていた園へ退園を伝えました。長男も絶望的なら、単身赴任も選択肢としてあったため、辞令が出てからすぐには伝える事ができなかったのです。
家族の行く末が決まるので、この辺はよくよく協議が必要。
入園書類作成と、入園準備。
園側に提出する書類を作成し、郵送で現地に送りました(必要書類は自治体によって異なります)。
・入園申込書
・支給認定申請書
・家庭状況調査票
・食物アレルギー調査票等
通常は園には送らないのですが、園から役所へ連携してくれるという事で下記も送りました。
・保育の必要性を証明する書類(就労証明書)
・保育料を決定するための書類(住民税の課税証明書)
引越前に、次の園で新たに必要となる物を整えた方がいいです。荷物が増えてしまいますが、転居先地域のお店が品揃えがいいとは限りません。慣れた土地で物品調達した方がいいのです。
我が家の場合、お昼寝布団を購入する必要がありました(前の園では布団はリースだった)。転居先は田舎で、幼児布団が買えるようなお店が近所にありません。転居前に買っておいて正解でした。
住民票の異動。夫だけ先に現地へ。
引越が中2日を要する距離だったため(荷物を預けた後、2日挟んで荷受けになる)、先に夫に現地に行ってもらい、住民票を異動しました。その足でこども課へも行き、入園の審査を始めて頂けるようにお願いをしました。事前に園を通じて必要書類は届けてあったので、長男に関してはスムーズに進みました。
次男は待機と言われたので、一時保育について案内を受けました。一時保育については別の記事にまとめました。
母子の引越。
異動日(転入日)の2日後に、新しい土地へ引っ越しました。
新しい園に入園。
引越してから2日後に長男は入園出来ました。初日のみ半日、2日目から通常保育になりました。
引越直後は、仕事もですが、部屋の片づけやライフラインの手続等、とにかくやることがいっぱいなので上の子だけでもすぐに預けられて良かったです。
転勤族、保育園転園の落とし穴。
住民票の異動前に入園申込は可能か?
ここで保育園転園に関する、大きな落とし穴についてお話します。私がおバカなのかも知れませんが、辞令を聞いて、最初はこんな風に考えました。
次の自治体へ保育園の入園申込みをして、選考をしてもらう。
夫は先に転居てもらい、母子は保育園入園が決定してから引越せばいいのでは?
それまでは今までの園に通園させて、私も仕事の引継ぎを終わらせよう。
しかし、こんなことはできませんでした。
こども課
号認定をするためには転入して頂く必要があります。
と言われてしまったのです。
転園先が「認定こども園」だったので、その子が何号認定になるのか?という認定をしてもらう必要があり、その認定は住民票異動後ということでした。
住民票異動後、引き続き元の園に在園できるか?
逆に、住民票を移した後もそのまま在園できるか否かですが、調べたところ
認可保育園は基本的に現在住んでいるエリアの保育園にしか入れない決まりになっている
ようです。当時通っていたのは公立の認可園でした。待機児童の多い地域でしたので、諦めて家族全員同じタイミングで引っ越すことにしました。
転勤族の、保育園転園まとめ。
住宅購入による転園や、希望園に空きが出てからの転園も、それなりに大変かと思いますが、転勤による転園はやることが一気に押し寄せるので本当に大変です。
とにかく動く!
転勤族の場合、転園手続きの裏では、物件調査、引っ越し手配、仕事の引継ぎ、各種転居手続きなどやることが山積みです。とにかく時間がありません。
質問攻めにせよ!
こちらの記事にも何度も書きましたが、ネットで調べるだけではなく、その自治体の担当課(こども課等)に実際に問合せして聞くのが一番です。気になることは聞きまくりましょう。なぜなら、保育園は自治体管轄なので、その自治体によってやり方が全然違うからです。
また保育園の入園状況もかなり違います。今の自治体では、次男は待機になりましたが、他の学年なら何歳でも入園出来たと言われました。たまたま次男の学年だけが人数が多く、待機になったという不運…。
どうやって乗り切ったか?
最後に、どうやって乗り切ったかですが、これはもう「忙しくて悩んでいる暇がなく終わった」です。乗り切ると言うか、気が付いたら終わっていました。
こちらの記事は保育園転園の話しか書いていませんが、当然その間に引越業者の手配や引越準備、そして何より私(妻)の会社への段取りが発生しています。夫の方はいいんですよ。なんせ会社命令での転勤ですし、ノウハウがあるので当事者も受け入れる側も慣れっこでしょう。一方私は、人事や上司との詰めの作業が大量に発生しました。
当時は子どもが二人ともが幼児でしたが、これが小学生と幼児だったらと考えると恐怖です。
小学校と学童に問合せしなきゃいけない…。ゾッとする。
以上、転勤族の保育園転園のリアルでした。
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