息子が下校時に転んで足をケガしました。慌てて病院を受診しました。帰り際、会計の方から
いつどこでケガをしましたか?
と聞かれました。
「学校から学童までの道で」と答えたところ「保険を利用するか学校に聞いて欲しい」と言われました。結果、スポーツ振興センターの災害共済給付の申請に至るのですが、こちらはその時に行った利用手続きの備忘録となります。
最初は手続きが手間だと思いましたが、実際に振り込まれた額を見たら、利用できるならした方がいいと思いました。
日本スポーツ振興センターとは?
独立行政法人日本スポーツ振興センターのことで、日本のスポーツ振興を目的として設置された独立行政法人です。
業務の一つに災害共済給付があります。
独立行政法人日本スポーツ振興センターでは、義務教育諸学校、高等学校、高等専門学校、幼稚園、幼保連携型認定こども園、高等専修学校及び保育所等の管理下における災害に対し、災害共済給付(医療費、障害見舞金又は死亡見舞金の支給)を行っています。
公式サイトより
簡単に言うと、園や学校でケガをした場合、かかった医療費に応じて給付金を支払いますよってことのようです。
共済の掛け金は学校や園を通じて払いますが、大半の自治体では補助があるのではないでしょうか。我が家の場合、前の自治体では半額、今の自治体では全額補助されています。
給付を受け取るためには、自治体の医療費補助は使えない。
通常は医療費の3割を自己負担として医療機関に支払いますが、多くの自治体には子どもに対して医療費補助の制度があります。スポーツ振興センターからの給付を受け取るには、自治体の補助を利用せず、大人と同じく3割の自己負担で医療機関へ支払いが必要です。
今住んでいる町は18歳まで医療費無料です。
だから保護者としては保険が使えなくても問題はありません。多少の見舞金が貰えますが、そんなことよりも手間が無い方がいいわけです。しかし今さら言葉を取り消せないので素直に手続きをとることにしました。
担任の先生に伝えると、養護教諭に聞いてくれと言われました。養護教諭に会いに行くのも、今はコロナの影響で簡単には行かず、チャイム押して、手の消毒をして、繋ぎの先生に養護教諭への面会を求めてようやく会えると言う…。
ああ、面倒くさい。家でのケガと言えば良かった…。
という心の声は押し殺し、かくかくしかじかと理由を説明して書類を受取りました。
給付金が貰えるのは自己負担で1,500円以上。
何でも給付金が貰えるわけではなく、治癒にかかった医療費の合計が、自己負担で1,500円以上の支払いで貰えるとのことでした。
病院で通常通り3割の自己負担で医療費を支払ったあと、薬局にも事情を説明して支払いを済ませました。支払いが終わったら、学校から貰った書類3枚に記入をして、養護教諭に提出しました。
書類への記入はそこまで大変では無かったです。しかしここまでの間に、
・担任の先生
・養護教諭
・病院
・薬局
と4者に会いに行き、都度事情を説明しています。
はっきり言って手間でした。
給付されるまでに数ヶ月かかる。
書類提出後、給付金が振り込まれるまで3ヶ月~4ヶ月かかるそうです。
見舞金は支払った額の1割です。※支払った額ではなく、総医療費の1割でした。実際に振り込まれた額参照。
かかった医療費が5,000円なら500円が自己負担した額にプラスして振り込まれます。
骨折などでそれなりに費用が掛かった場合は使うとお得です。
※我が子の実例として紹介しております。金額等の条件は、場合によっては異なるかも知れません。
実際に振り込まれた額。
申請を出してから、約3ヶ月後に振り込まれました。自己負担した診療費にプラスして、総医療費の約1割がお見舞金として貰えます。
総医療費:8,370円(これの1割がお見舞金)
上記のうち自己負担額:2,510円
振込額:3,348円(自己負担額 + 見舞金)
手続きが手間だと思いましたが、長く通院するなら利用した方がいいですね。
以上、スポーツ振興センターの保険利用手続き、でした。
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