2月22日、猫の日に入籍した私たち。結婚10周年を迎えました。
記念にスィートテンダイヤモンドもプレゼントしてもらいました!
(→結婚10周年、スィートテンダイヤモンドを買ってもらった話。)
しかし!
私の隣に夫はいません。
なぜかって?
それは夫が単身赴任になったから。しかも海外(チーン)。
北海道でほのぼのと暮らしていた私たち(→北海道その1、北海道その2)。
9月に辞令が出て、10月に本州に戻りました。その辞令は本州への辞令ではなく、海外赴任の準備のため、いったん本社所属になったに過ぎませんでした。
準備を経て、超コロナ禍に夫は旅立って行きました。
転勤族の妻になって10年、新たなシーズンが始まった気分です。今の思いをつづります。
帯同無双の転妻なのに帯同できない!!
私は転勤族の夫に帯同しながら、テレワークで働く会社員です。自分の会社には「どこに行っても(海外でも)雇い続けるから」と言われています。つまり帯同に関しては無双状態なのです。
なのに、夫の会社は
「単身で行くよね?」
という単身赴任前提の辞令を出してきました。
私は子の進学等を考慮しないなら、いつまでもどこまでも帯同していたいタイプ。とにかく夫と一緒に暮らしたいのです。
帯同できない理由:赴任先の国でも転居がある!
今回帯同を見送った最大の理由がこれです。
赴任先の国でも移動が発生します。1拠点にずっと滞在ではなく、プロジェクトが終了すれば次の拠点へ。通常は長期出張で対応していた仕事が、コロナ禍で国を自由に行き来できないため、赴任という形になったのだとか。国内でも転居&転校・転園で苦労するのに、まして海外で転勤作業するのはきつすぎます。
帯同できない理由:コロナ禍、ホテル待機3週間!
渡航するにあたっていろんな予防接種を受ける必要があります。家族も一緒に行くなら子どもも含めて。
コロナ禍でなくても赴任国の求めに応じて、予防接種の必要があるようですが、そこにコロナ対応も加わる。
渡航できたとしてもホテルに缶詰が待っている。
子どもに3週間の待機だなんて。
コロナで情勢も読めないし、帯同は厳しいと判断しました。
夫婦二人三脚で仕事も子育てもやってきたのに。
我が家は10年のうち9年半共働きしています。夫の家事育児参加率は高いです(参考→転勤族の妻が正社員を続けることは可能?共働き×子持ち×転勤族のリアル)。
育児のメイン担当は夫です。
起床時の世話、子の散髪、繕い物、学習の世話、外遊び、お風呂、寝かしつけ、おもちゃの修理などなど。私は結婚してから一度も裁縫したことがありません。ゼッケンもマスクも保育園の準備品もぜーんぶ夫が縫いました。
子どもたちはお父さんが大好きなので、私より夫になついています。夫が家にいれば夫のほうへ行きます。歯磨きもお尻を拭いてもらうのも父を呼びます。その分家事は私が多く負担しています。
夫婦がそれぞれ得意なことを担当し、いい感じで共働きを続けてきたのに。
妻の私は会社に理解を得て、在宅勤務で働けるようになったのに。
ここにきて帯同できないなんて。
私にかかる負担はもちろん、夫にしてもずっと育児の主担当として子どもに向き合ってきたのに、子どもと離れるのは辛いことだと思います。
柔軟な私の会社に比べ、前例主義の夫の会社。
夫の辞令を受けて、自社に相談したら
「うちは海外でも気にしないよ。時差なんか関係なく働いてくれたらいいよ」
という回答。税金関係は調べておくからと。
夫の会社にも打診したら
「前例がない」
と言われたと。ダメとは言わないけど迷惑そうな回答。まぁそうでしょうね。
私の会社は夫の転勤に合わせてテレワークを許可し、保育園待機や一時保育に合わせて中抜けを許可し、転勤時の連続休暇を許可し、私の求めに応じて最大限柔軟に対応してくれる。
それに比べ夫の会社ときたら。
緊急事態宣言下に辞令を出し、感染爆発している地域に移動させ、さらに海外単身赴任しろと。
何という柔軟性のなさであろうか。
転勤族の妻、悲劇の10周年を迎えて。楽をする宣言。
10周年の想いをいろいろ書こうと思っていたのに、それどころじゃなくなりました。
これまで夫と分担してきた家事育児は全て私の肩に乗ります。
夫が海外赴任すると妻が世帯主になります。
そう、私は世帯主なのです。
なんだかずっしり重たいぞ……。
こんな悲惨な状況ですが、もはや開き直るしかありません。
子どもたちがある程度育ってきたので、子ども自身でできることはどんどんやってもらい、いろんなサービスを利用して楽できるところは楽します!
1.ミールキットはこれまでも利用していました。今後も利用します。
2.習い事はずっとスイミング一択でしたが、今後もこれは継続し、子どもが求めない限り増やしません。
3.家事は積極的に子どもを巻き込みます。私自身が共働き家庭で育ち、小1からは風呂掃除や洗濯物の取り込み、畳むをやっていました。どこまでやってもらうかは状況に応じてですが、やれそうならどんどん任せます。
また、合わせて家事代行サービスも検討します。
4.お風呂は子ども二人で入ってもらいます。下の子のみ週1程度一緒に入り、きちんと洗ってあげます。他の日は洗えているかどうかは知らん。死にゃーせんという考えです。
就寝は一緒のタイミングで寝られる日は寝ますが、基本的には子ども二人で寝てもらいます。これはもう実践していますが問題なく二人だけで寝ます(一人っ子だと難しかったかな、と感じます)。
5.月1回は有給休暇を取ります。自分のためだけに(超重要!)。
国内ならいざ知らず、海外赴任の夫はいつ帰国できるか分かりません。ヘタしたら1年以上ずっとワンオペになります。
平日は仕事に家事に育児、土日もずっと子どもの世話になってしまう。だから学校と園がある平日に有給休暇を取得して休みます。自分だけの時間を過ごします。
楽するための努力は惜しまない!
単身赴任しても育児のメイン担当であり続ける夫。
単身赴任になってから物理的には子の世話ができなくなった夫ですが、それでも相変わらず夫は育児のメイン担当者です。
私が求めればビデオ通話に応じてくれます。
時には子どもを諫め、
時には子どもの遊び相手となり、
とにかく今も育児面での夫の存在は大きい。
小学校の学習に「自分のルーツを探る」というものがあり、親にインタビューする課題が出たのですが、それも夫に任せました。何歳の時にどんなことをしたか、夫が丁寧に答えていました。これができるのはこれまで育児をしてきた証です。
夫と子どもたちがビデオ通話している間、私は一人のんびりお風呂に入るなどして、子どもたちと距離を置きます。父子の会話を邪魔したくないのもありますが、私が子どもたちと離れたいからです。どんな関係であれ、密着しすぎは良くありません。
今は夫に余裕があり、わりと頻繁に連絡をくれます。しかし今後の仕事次第では気軽にビデオ通話ができないかも知れません。でもあきらめることなく、家族の新しい関係を探りたいと思います。
終わりに。
結婚10周年の振り返りをしたかったのに。こんな宣言することになろうとは。
とはいえ、私は転んでもただでは起きぬ女。なんとか乗り切ってやるゼ!と思っております。
・海外単身赴任前にやるべきことについて。
転勤族、夫が海外単身赴任前にやったこと。
・保険証や給料、国内の単身赴任との違いについて。
海外単身赴任のあれこれ。家族の健康保険証や、給与はどうなる?
以上、悲しいお知らせ、でした。
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